私がお勧めするのもありますが、
弊社では大半のお客様がMSD社製の点火システムを組み込んでいます。
スパークプラグの火を強くし、始動性の向上やアイドリングの安定など、
旧車を扱いやすくしてくれる強い味方です。
しかしながら近年のMSDは故障が増えている実感があります。
コイルやデジタル化した6Aも以前より壊れる気がしますし、
何よりデスビのマグネットピックアップの故障が気になります。
今回のMさんの67FBの修理も取り替えが簡単な6A&コイル交換から始め、犯人はデスビでした。
ピックアップを交換するのに油圧プレスでシャフトを抜く必要があり結構な手間とリスクです。
今回のデスビPro-BilletのReady-to-Runは6Aがなくても始動できる優れものですが、
デスビ内部にピックアップの他に基板が組み込まれているため、分解してピックアップを組み替えしても信号を出さず、モジュール不良と判断して結局デスビ交換となりました。
コイルや6Aは予備を持ち歩けてもデスビはハードル高いですよね。
頼りになる反面、故障率と部品価格が高いので悩みどころです。
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